#22【姿勢で健康寿命が変わる⁉~目指せピンピンコロリ】

「ピンピンコロリ」という言葉を聞いたことがありますか?介護を受ける必要のない、いわゆる健康な体で一生涯を過ごすことを指します。みなさんの周りにそのような高齢者はどれほどいらっしゃいますか?そして、そのような健康な体は”姿勢”ひとつで手に入れられます。今回はそんな「健康な体」について記します。

【健康意識を持つ】

みなさんは健康意識を持たれていますか?多くの方が「Yes」と答えそうですが、そもそも健康の基準が人それぞれ異なる為、意識の程度も人それぞれであることと思います。そこで前文にも述べましたように、人によって価値観は異なるものの「ピンピンコロリ」ができる体になりたいと思うことは誰もが思うことだと思います。現在の日本の平均寿命は80代半ばとされ、世界でもトップレベルに高いです。対して健康寿命となると70代半ばになり、平均寿命と健康寿命とでは10年程の差があります。つまり、この10年間は自力で日常生活をおくる事のできない、介護を必要とする体であるということになります。誰しもこのような状況を望む方はいない筈です。ではなぜ現実はこの状況を招いているのでしょうか。

いくつかの原因がありますが、ひとつは文化的国民性があげられます。日本は医療保険が適応されるためとにかく病院へ通う方が多いです。何かあればすぐに病院へ行く文化。逆に、病院へ行きやすいがために、何か症状が起きるまで何もアクションを起こさない"予防意識"の低い方が多いです。ある調査では、"病院が少ない地域に住んでいる人達は健康で長生き"という結果があります。なんと、医療施設が整っている都会よりも医師不足・施設不足している地域の方が健康寿命が長いのです。もちろん自然環境の違いを考慮する必要がありますが、健康に対する「意識の差」が影響しているように考えれます。医療施設が少ない地域の方々は「健康は自分で守るもの」という自覚が根付いてますが、都会では「何かあればすぐ病院に行けばいいや」という普段からの心がけが違うのだと思います。
一方、全く異なった視点からの見方をすると、介護を必要とする人の原因として「内科的異常(臓器などの病気によるもの)」と「構造的な異常(腰痛・関節痛・骨折などの運動器系)」のざっくりとこのふたつに分けられます。この内の約6割が構造的な異常によるものであるというデータがあります。つまり、病気を患っている訳ではなく腰痛や肩こりなどを踏まえて、一人で歩けない・つまずく・転倒するなどの理由から介護を必要としている割合が半数以上あるということです。これは言い方を変えれば、二足歩行で正常に歩くことができれば生涯自力で自分の事を行って健康に生活をすることができるということ。つまり、私共が常に提唱している「生涯現役」である為には"姿勢"が正常であればこれは叶います

【日常生活がすべて】

本ブログで何度も述べてきたように、腰痛や肩こりなどの症状の原因は姿勢である可能性が非常に高いです。人間は二足歩行である以上、背骨に重力負荷がかかり続けます。姿勢が悪くなることで必要以上に部分的に筋肉が強い収縮を起こしたり、必要以上に部分的に強い負荷(負担)がかかるようになります。また、姿勢は一気に変わるのではなく、じわじわと時間をかけながら変化していきます。その蓄積によって症状の度合いも変化していき、結果的に70代頃になると自力で歩けなくなる体になってしまうという流れが理論的に考えられます。では、どうすれば70代頃になっても自立して歩ける体になるのかというと、悪い姿勢を蓄積させないことです。すると、いつから?そもそも姿勢はどのようにして悪くなるのか?という疑問が生まれるので、これについてお伝えします。

結論から言うと姿勢は、日常生活の「習慣」によって変化します。姿勢というのは簡潔に"筋肉"と"骨"によって構成されてます。筋肉にはクセがあり、例えば体を右に回す習慣があるとしたら体を右に回す筋肉のクセが付きます。これは繰り返せば繰り返す程、クセが強くなり、やがて筋肉が骨を引っ張り動かすようになるのです。その結果として筋肉によって動かされた骨が関節的な異常を起こして痛みが発症するというケースがあります。つまり日常生活の習慣によって人の姿勢は傾くのです。であれば、多くの人は治療を沢山受けて体のケアをしようとする方が多いですが、もちろんケア・メンテナンスは大切なものですが、それよりも自身の体を悪化させている原因である、日頃の環境や習慣を変化させない限りはひたすら繰り返すのみです。テレビを見ながらご飯を食べるのであれば座る位置や、座り方、寝る環境などを見直すことはとても大切なことです。

【肩こり・腰痛のある生活】

日常生活の中で肩こりや腰痛などの症状を経験したことありますでしょうか?実は国民の7割程の方が筋骨格系(筋肉や関節的な原因)による症状を抱えているとされています。最近ではデジタル化などの時代の影響によるものかもしれませんが、若年層である2,30代で既に症状を抱える人たちも増えてきております。テレビや日常会話を聞いていると世間的には症状があることが当たり前と捉えてる方が大半。「どこに治療に行ってる?」「子供に腰踏んでもらってる」など、とても健康寿命が長いとは思えない内容ばかりです。仮に治療に行ったとして、改善している割合はどれくらいあるのでしょうか。もし多くの方が改善しているのならばそのような会話は減り、健康寿命も長くなることでしょう。でもご自身では改善を目的にお金と時間を使っている筈ですが行動と結果が伴わないのは恐らく方向性に問題があると考えられます。原因の大半は「姿勢」にあることです。部分的な処置をしていては、ひたすら繰り返すことになる為、根本である立ち方(=姿勢)を変化させなくてはどうしてもいたちごっこになってしまいます。

また、症状を放置する方もいます。その内治るだろうと思いながら生活していると、本当に治って気にならなくなった経験ありませんか?姿勢科学的理論から申し上げると、人間は常に二本足で立つ為にバランスを取り続けています。傾いて痛みが出ると、痛みが出ないような立ち方に更に体を傾けるのです。これを治ったと勘違いしてしまうのです。前文でも申し上げたように蓄積は最大の敵です。傾けながらずっと誤魔化し続けるといずれ逃げ場が無くなってしまい行き詰ります。こうなると大変で、体を自由に動かせなくなりそれこそ人の手(介護)を借りないと生活できない体になってしまうのです。ですので痛みを放置することをしてはなりません。

【健康であることの幸せ】

風邪や怪我を負った時に普段何もないことの幸せを感じることありませんか?まさにその通りだと感じていて、人間は環境や状況に慣れる生き物なので、健康であれば健康な状態に慣れて当たり前だと感じてしまうものです。しかし、これを体を自由に動かせなくなってから気付くようでは遅いのです。普段から何気なく歩いていること、走れること、痛みがないこと。これら全てに感謝するべきで決して当たり前のことではありません。だからこそ、現状を維持する意味でも予防やケアを大切にする必要があると思います。それがきっと、数十年後の自分にとってプラスになる行為であったと感じることでしょう。

【まとめ】

国民の半数近くが病人と認定されているわが国は、いまや世界の薬の大半を飲み干そうとしているといっても過言ではないほどです。他の先進諸国では、医療費のほぼ半額は代替医療で活用されているのに、日本ではますます薬漬けへの道を歩もうとしています。現在、EUヨーロッパ事務局は市民が自分自身で病院や薬に頼らない健康づくりをできるよう、様々な情報提供を行うなどの計画を発表しています。国の制度に任せて他人任せにしていてはなりません。日本は資本主義国であり、資金も健康もすべては自分自身で守り管理しなくてはなりません

改めて、生涯を自身の思うように動ける体でいる為には内科的・特に構造的にも正常である必要があるということです。二本足で正常な立ち方、つまり姿勢がある程度正常でなければならないということです。姿勢は「生活環境」及び「習慣」によって変化していくため、今の内から気を付けれること、予防できることがあります。一日でも早く現状を把握し未来の自分への対策を図りましょう。

”最後に”
当院は、整体院や整骨院とは異なり、対処療法ではなく科学的根拠に基づいた姿勢調整を行うことで、不調の改善と健康維持を目指す「健康支援センター」です。姿勢科学の分野をまだ知らない・自分に合ったケアがまだわからない方へ、早くこの手が届きますように!そんな思いで、日々活動しています。