多くの人が「私骨盤がズレているんですよ~」と言います。そして多くの人が骨盤矯正を受けています。現在、骨盤の健康や美容効果に関心が高まり、骨盤矯正や骨盤ダイエットといった分野が注目され、「骨盤ブーム」が到来しております。骨盤に対する様々なアプローチがありますが、果たしてどれがどのようにいいのでしょうか。
【はじめに】

近年の情報化社会により、あらゆる情報を個人が得れるようになったことでひとりひとりが賢くなったように感じます。そのひとつとして国民の健康意識や美容意識が高まり、腰痛や肩こり、体系維持などに取り組む傾向にある中で以前と比べて現在「骨盤」がブーム化しております。骨盤矯正や骨盤ダイエット、骨盤呼吸法など様々な分野で骨盤に対するアプローチの方法が増えてきており、現在骨盤に関連するお店だけでもおおよそ数万~数十万件程あるとされております。これに伴ってメディアなどで取り上げられる機会が増え益々注目が高まるばかりです。医学に精通していない一般の方でも「骨盤」を知らない人は恐らくいないと思いますが、そもそも骨盤とはどのような骨で、なぜ骨盤に人々は注目するのでしょうか。
【なぜ骨盤なのか】

そもそも骨盤とは他の骨と同じような関節ではありません。かつては、腸骨・坐骨・恥骨の3つの骨が独立していたものが成長過程の中で結合して構成された骨なのです。骨盤は、上半身と下半身をつなぐ土台として体を支え、内臓や生殖器などを守るという2つの主な働きをします。具体的には、上半身の体重を支え、地面からの衝撃を吸収するほか、歩行などの動作を助け、妊娠中の女性の子宮を支える役割も担っています。二本足の人間にとってはかかせない部位です。なぜ骨盤ばかりが注目されるのかは、私たち治療家が最初に学ぶテクニックの理由にも関わっているような気がします。
基本的に治療家が初めに学ぶテクニックは骨盤に関することです。理由としては4つ程述べられます。1つは部位として大きいことです。初めは骨に慣れる必要がある為大きくて触りやすい骨盤が最適だと考えられます。2つ目は頑丈で壊れないこと。首などの小さな骨とは異なり大きくて頑丈な為、慣れない人が強く触ったりしても壊れることは基本的にはありません。3つ目は神経が関与していないことです。もし誤った触り方をしたとしても骨盤には神経が関与していない為、痛みを伴うことはありません。そして、最大の理由とも言える4つ目ですが、横断軸・前後軸・垂直軸と十分な可動域があることから悪くなりにくいことです。しかし、その反面悪くもなりにくければ、良くもなりにくい。要はあまり意味のない部位であり何をしても関係ないということです。骨盤を矯正しようが、するまいがほとんど意味がないということです。
そんな部位だからこそ、初心者に対して初めて教えれるのです。これらの理由を知らずして、テクニックを学んだ治療家はすぐに開業を図り骨盤に対するメニューを数多く用意し、患者へ施術を施しているのがすべてとは言いませんが事実には間違いない現状なのです。
基本的に治療家が初めに学ぶテクニックは骨盤に関することです。理由としては4つ程述べられます。1つは部位として大きいことです。初めは骨に慣れる必要がある為大きくて触りやすい骨盤が最適だと考えられます。2つ目は頑丈で壊れないこと。首などの小さな骨とは異なり大きくて頑丈な為、慣れない人が強く触ったりしても壊れることは基本的にはありません。3つ目は神経が関与していないことです。もし誤った触り方をしたとしても骨盤には神経が関与していない為、痛みを伴うことはありません。そして、最大の理由とも言える4つ目ですが、横断軸・前後軸・垂直軸と十分な可動域があることから悪くなりにくいことです。しかし、その反面悪くもなりにくければ、良くもなりにくい。要はあまり意味のない部位であり何をしても関係ないということです。骨盤を矯正しようが、するまいがほとんど意味がないということです。
そんな部位だからこそ、初心者に対して初めて教えれるのです。これらの理由を知らずして、テクニックを学んだ治療家はすぐに開業を図り骨盤に対するメニューを数多く用意し、患者へ施術を施しているのがすべてとは言いませんが事実には間違いない現状なのです。
【骨盤矯正は無意味】

よく「骨盤がズレている」という表現をされますが、骨盤は基本的に「ズレません」。
骨盤というものは、歩行時の動作を細かく読み取ると4つの動作が複合して結果的には恥骨結合を基点として球を描くような動きをしています。これをボールベアリング機能と言ったります。姿勢が変化することで、重心軸が傾くことはありますが傾いた状態で骨盤は動きます。その場合、左右の運動域に差が生じます。(左足は十分に動くけど右足が上がりにくい。前に出しにくいなど)仮に骨盤が構造的にズレたとすると、足を引きずるようになり確実に歩行は困難でしょう。この状態で初めて骨盤がズレていると言えると思いますが、普通に歩いている状態でズレているというのは、一般人ならまだしも治療家がそのような発言をしてしまっている…。悲しい現状です。当然、ズレてもいない患者に対して骨盤矯正をする行為は意味のない施術かつ無駄に刺激を与えて不健康にしているとも考えられます。
健康に最適なものは、一番は何もしないことです。しかし、施術をせざるを得ない方に対しては必要最小限で最大の効果を出す為の施術を行うべきです。そう考えると、ズレもしない骨盤に対する意味のないテクニックはおのずと除外されるでしょう。これらの理論を知ったうえで、全国にはそのような院が数万~数十万件あることから、症状を抱えて困っている患者が一向に減少しない理由が窺えます。
骨盤というものは、歩行時の動作を細かく読み取ると4つの動作が複合して結果的には恥骨結合を基点として球を描くような動きをしています。これをボールベアリング機能と言ったります。姿勢が変化することで、重心軸が傾くことはありますが傾いた状態で骨盤は動きます。その場合、左右の運動域に差が生じます。(左足は十分に動くけど右足が上がりにくい。前に出しにくいなど)仮に骨盤が構造的にズレたとすると、足を引きずるようになり確実に歩行は困難でしょう。この状態で初めて骨盤がズレていると言えると思いますが、普通に歩いている状態でズレているというのは、一般人ならまだしも治療家がそのような発言をしてしまっている…。悲しい現状です。当然、ズレてもいない患者に対して骨盤矯正をする行為は意味のない施術かつ無駄に刺激を与えて不健康にしているとも考えられます。
健康に最適なものは、一番は何もしないことです。しかし、施術をせざるを得ない方に対しては必要最小限で最大の効果を出す為の施術を行うべきです。そう考えると、ズレもしない骨盤に対する意味のないテクニックはおのずと除外されるでしょう。これらの理論を知ったうえで、全国にはそのような院が数万~数十万件あることから、症状を抱えて困っている患者が一向に減少しない理由が窺えます。
【骨盤が歪むことの影響力】

骨盤はズレることはなくても傾くことはあります。それは姿勢による骨盤変位です。これまでの記事でも述べてきたように人間というものは、二足歩行であるがために常にバランスを取り続けています。そのバランスを取る為の大きな役割をしているひとつが骨盤です。
縦に連なっている背骨が傾くとそれを支えている骨盤がバランスを取らない限りは上半身は傾きっぱなしです。つまり、骨盤は背骨の傾き対してバランスを取って二本足で立つ為に骨盤自体が傾いて"くれている"のです。その結果、仮に背骨が歪んでいたとしても目線を水平に保って立つことが出来るのです。しかし、その結果としてあらゆる症状を引き起こす可能性がでてきます。
例えば、左右の足の長さが違うと感じる方がいらっしゃいますが、先天性の場合を除いて物理的に足の長さが変わることは考えにくく、単に骨盤が変位することによってそう感じるのです。長さが変わったように感じると当然、歩行時の重心移動にも左右差が生じます。すると、片方の膝には大きな負担が蓄積していきその内、変形性膝関節症などの症状を患う可能性も出てきます。
また、女性の場合だと生理痛や出産にも関わることがあります。生理痛そのものは血行障害ですが、なぜそうなるのかは明確には分かっていません。骨盤が傾むことで物理的な圧迫を受け、内臓が下垂したり子宮が正常な位置でなくなることで血液の流れが阻害される。生理不順も同様のことが考えられます。2年間も未月経だった方に腰椎3、4番の可動を調整したことで骨盤が正常に動くようになり、結果的に月経も正常に戻ったという症例もあります。
出産に関しては、骨盤が傾くことで(ねじれも同様)恥骨が十分に広がらない状態になり自然分娩が不可能になることがある。腕にしろ肩にしろ、関節はねじれると動きにくくなるもの。恥骨結合にも全く同じことが言えるのです。安産かどうかは骨盤の可動にかかっており、それを阻む原因は骨盤自体の傾きにあり、そのために恥骨の変位による可動不全が起こるのです。中には骨盤が狭いとか、体質的だとか、生まれつきなどといった理由で帝王切開をする人が多くいますが、これらは全て後天性だと考えられます。つまり、日々の生活環境やお仕事柄などによって姿勢が変化した結果骨盤が傾くことで、骨盤が十分に広がらず産道が開かないという、ただそれだけのこと。
多くの人は起きた症状に対して意識が集中してしまい、これをどうやって治すかと思いがちですがその多くのことが姿勢が変化した結果的な症状であって、改善法や治療法としては単純に姿勢を正しい状態に戻すのみ。実にシンプルなのです。もちろんその過程で矯正や予防などと細かい見立ては必要です。
縦に連なっている背骨が傾くとそれを支えている骨盤がバランスを取らない限りは上半身は傾きっぱなしです。つまり、骨盤は背骨の傾き対してバランスを取って二本足で立つ為に骨盤自体が傾いて"くれている"のです。その結果、仮に背骨が歪んでいたとしても目線を水平に保って立つことが出来るのです。しかし、その結果としてあらゆる症状を引き起こす可能性がでてきます。
例えば、左右の足の長さが違うと感じる方がいらっしゃいますが、先天性の場合を除いて物理的に足の長さが変わることは考えにくく、単に骨盤が変位することによってそう感じるのです。長さが変わったように感じると当然、歩行時の重心移動にも左右差が生じます。すると、片方の膝には大きな負担が蓄積していきその内、変形性膝関節症などの症状を患う可能性も出てきます。
また、女性の場合だと生理痛や出産にも関わることがあります。生理痛そのものは血行障害ですが、なぜそうなるのかは明確には分かっていません。骨盤が傾むことで物理的な圧迫を受け、内臓が下垂したり子宮が正常な位置でなくなることで血液の流れが阻害される。生理不順も同様のことが考えられます。2年間も未月経だった方に腰椎3、4番の可動を調整したことで骨盤が正常に動くようになり、結果的に月経も正常に戻ったという症例もあります。
出産に関しては、骨盤が傾くことで(ねじれも同様)恥骨が十分に広がらない状態になり自然分娩が不可能になることがある。腕にしろ肩にしろ、関節はねじれると動きにくくなるもの。恥骨結合にも全く同じことが言えるのです。安産かどうかは骨盤の可動にかかっており、それを阻む原因は骨盤自体の傾きにあり、そのために恥骨の変位による可動不全が起こるのです。中には骨盤が狭いとか、体質的だとか、生まれつきなどといった理由で帝王切開をする人が多くいますが、これらは全て後天性だと考えられます。つまり、日々の生活環境やお仕事柄などによって姿勢が変化した結果骨盤が傾くことで、骨盤が十分に広がらず産道が開かないという、ただそれだけのこと。
多くの人は起きた症状に対して意識が集中してしまい、これをどうやって治すかと思いがちですがその多くのことが姿勢が変化した結果的な症状であって、改善法や治療法としては単純に姿勢を正しい状態に戻すのみ。実にシンプルなのです。もちろんその過程で矯正や予防などと細かい見立ては必要です。
【まとめ】

上で述べた症状は、普通であれば整形外科や産婦人科を受診するでしょう。しかし、そこで明確な答えはきっと得られない筈です。それは原因が姿勢にあるからです。どの病院が良くてどの病院がダメだということではなく、それぞれ専門性が違うということです。これは、難しいことは承知の上ですが患者側が知識を得て正しい選択をする必要があります。骨盤矯正も同様です。みささんに少しでも知識を得ていただきたい。そう思ってブログの更新を続けております。患者側の知識があることで、間違った選択が減ります。すると余計な施術を受けることがなくなり、健康な人が増えていきます。施術に限らず、あらゆる業種の中で本来の目的とは異なりビジネス的に行ってお客様を不快にさせる例はこれまでにも沢山あります。だからこそ、消費者側が選択する知識を持つことがみなさん自身の望んだ未来への分かれ道になります。みなさんの目的が健康ならば当院は全力で応援いたします。
”最後に”
当院は、整体院や整骨院とは異なり、対処療法ではなく科学的根拠に基づいた姿勢調整を行うことで、不調の改善と健康維持を目指す「健康支援センター」です。姿勢科学の分野をまだ知らない・自分に合ったケアがまだわからない方へ、早くこの手が届きますように!そんな思いで、日々活動しています。
↓より詳細な情報
”最後に”
当院は、整体院や整骨院とは異なり、対処療法ではなく科学的根拠に基づいた姿勢調整を行うことで、不調の改善と健康維持を目指す「健康支援センター」です。姿勢科学の分野をまだ知らない・自分に合ったケアがまだわからない方へ、早くこの手が届きますように!そんな思いで、日々活動しています。
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